優待クロス

SBIが無料化するそうなので証券各社の手数料をまとめてみました

lowrisklife

ネット証券国内最大級の口座数を持つSBI証券からオンライン手数料無料化のニュースが発表されました

よい機会ですので2022年現在の主要ネット証券の手数料をまとめて比較したいと思います

Cross Cost View

証券各社の売買手数料の比較・まとめ

クロス取引で現物買い+信用売建のペアを取る視点で比較してみたいと思います

前提として、売買手数料には2つのメニューがあります

スタンダード系プラン
約定毎にかかる

ボックスレート系プラン
約定総額毎にかかる

スタンダード系プランで見た場合

証券会社名売買手数料信用売建金利
SBI証券55円~3.9%
楽天証券55円~3.9%
日興証券137円~1.4%
auカブコム証券55円~1.5%
マネックス証券55円~3.9%
松井証券該当なし2%
※手数料:スタンダードプラン/現物取引、金利:一般信用短期にて比較

スタンダード料金体系においては最安値は横並び、日興と松井は注力しないメニューであることがわかります

ボックスレート系プランで見た場合

証券会社名売買手数料信用売建金利
SBI証券100万円未満0円3.9%
楽天証券100万円未満0円3.9%
日興証券該当なし1.4%
auカブコム証券100万円未満0円1.5%
マネックス証券100万円未満550円3.9%
松井証券50万円未満0円2%
※手数料:ボックスレートプラン50万円未満/現物取引、金利:一般信用短期にて比較

ボックスレート料金体系においても最安値は100万円未満約定は0円とするラインナップで、明確な一強は存在していない現状があります

SBI as No1?

ボックスレートを制すればSBIは王者になり得る

クロス取引の観点でいうならば、一日にいくら現物を買っても0円というのはコスト的にも手順的にも非常に魅力的です
現状の第一選択肢である日興証券を例にみてみましょう

日興証券のクロス取引の手順
  • 信用買建を行う
  • 信用売りを行う
  • 信用買建を当日15:00までに現引する

権利日や週末の現引忘れが痛手になる

日興証券は信用取引の手数料が無料であるため、プレイヤーは信用買建を現引することで現物株化しています

SBI証券が完全無料になれば・・・
  • 現物買いを行う
  • 信用売りを行う

1手でクロスポジションが完成

上記手順と同様の取引は現状でも一日100万円未満ならば実施できていますが、約定代金制限がなくなると権利付最終日に詰め込んだり1単元100万円以上の値嵩株でもクロス取引ができる選択肢が増えることとなります

あとがき

クロス日興一強時代から変化の兆し

特に優待クロスにおいて現状は日興証券が選ばれることが多いです

しかし、傘下人口の増加など環境の変化は著しくプレイヤーたちは選択肢を求めています

クロス取引という一視点だけから見ても今回のSBI証券手数料無料化構想のインパクトは大きく、2023年度からの環境変化の兆しを感じることができる現状認識になりました

株手数料無料化へ 来年度上期に―SBI社長
株手数料無料化へ 来年度上期に―SBI社長
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フラクタル
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アフィリエイター/トレーダー
サラリーマン経歴は10年ほど、その後Web制作の分野で独立し並行して株式のトレードで生きてきました

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