プリペイドカードにチャージするとマネーリテラシーが上がる理由
「プリペイドってゲームとかの課金の?」
筆者もそうした認識だった頃から少しの時間が経ちました
今ではクレジットカードから支払うことの方が少なくなったかも知れません
今回はそんなお話です
- クレカからチャージできるプリペイドがたくさん
- 国際ブランドの変更もでき、用途が増える
- 通しただけで還元がつくものまである
基礎知識編
第一に知っていただきたいのはこれが私の言う「プリペイドカード」だということです
残高がなくなったら処分する、そういうイメージのカードではありません
- VISAブランド
- 3Dセキュア対応のクレジットからチャージ可能
- 月間上限50万円
- 基礎還元率0%
- バーチャルカード対応
- Apple / Google Pay(Quic Pay+)対応
クレジットカードをそのまま使うのではなく、こうしたプリペイドカードにチャージして使う
なぜそんなことをするのかという理由付けと全体構造をまずはこの基礎知識編で追っていきましょう
なぜクレジットカードから手間をかけてプリペイドにチャージ?
- 使えなかったところで使えるから
- 還元率がアップするから
一番大きな疑問に対する答えはこの2つです
ブランド変更により広がる決済の幅
このような表記を前にメインカードの決済を断念したことはありませんでしょうか?
プリペイドを介することで、使えなかった決済を使いたかったカードで切ることが可能になります
還元率アップ
こちらも後述するプリペイドの一例ですが、最も有名なauPAYプリペイドカードです
すべてのAMEX/Masterブランドおよび一部のVISA/JCBからチャージ可能で、その後利用すると0.5%の還元を得ることができます
- 用途が増える可能性がある
- 還元率が上がることがある
単純にクレジットカードを切るよりプリペイドを切った方がメリットが出てくるわけです
動機付けができましたら手順を見ていきましょう
プリペイドカードで決済する手順とコツ
これからチャージする価格が決まります
決済を通せるプリペイドが決まります
予期せぬエラーが生じたら対処します
- 予め価格や支払いの手順を決めて決済をすること
- プリペイドはただのトンネルにして残高を滞留させない
流れと大事なポイントはこうなります
プリペイドの種類を知ろう
定義は上記の通りですので、実は姿が定まっていません
それを踏まえて、物理カードを伴うものとバーチャルタイプのものに分けて代表的なものを列挙して紹介していきます
メリットであると述べた用途拡大と還元付与についても確認してみましょう
物理カードタイプ
物理カードタイプのメリットは使い勝手の変わらなさでしょう
IC読取や磁気スワイプができないと決済が通らないお店の場合必ず必要になってきます
B/43(ビーヨンサン)
- VISAブランド
- 3Dセキュア対応のクレジットからチャージ可能
- 月間上限30万円
- 基礎還元率0%
- バーチャルカード対応
- リアルカード発行費用900円
還元付与
- AMEX/JCB/masterをVISAに変換
- なし
本体は家計簿アプリで、家族間で予算的にチャージ残高を消費していくことに長けています
今一番お手軽に手に入るタイプの物理カードタイプで、上記ボタンから登録後1,000円の入金で300円が付与されます
たまにリアルカード発行無料キャンペーンを実施するのでその時に作るのがおすすめです
auPayプリペイド
- masterブランド
- AMEX/masterはすべて、一部のJCB/VISAからチャージ可能
- 月間上限25万円
- 基礎還元率0.5%
- QR決済対応
- Apple Pay(Quic Pay+)対応
- リアルカード発行費用無料
還元付与
- master化/QR決済/Apple pay化
- +0.5%
前章で少し触れましたが、プリペイドの考えうる多くのメリットを持ちます
masterブランドに変換可能である希少性が高いだけでなく、利用すればチャージ元クレカ+0.5%の還元率となるメリットは非常に大きいです
発行はauPay利用が前提で、上記ボタンから申し込みで進めます
Kyash
- VISAブランド
- AMEX/master/JCB/VISAからチャージ可能
- 月間上限100万円
- 基礎還元率0.2%(5万円まで)
- バーチャルカード対応
- Apple / Google Pay(Quic Pay+)対応
- リアルカード発行費用900円
還元付与
- AMEX/JCB/masterをVISAに変換
- +0.2%
チャージ式プリペイドの古参です
チャージ元と先の制約が薄いため決済を通しやすく、月5万円まで0.2%の還元を得ることが可能です
上記ボタンから登録後5,000円の入金でリアルカード発行費用にあたる900円が付与されます
バーチャルタイプ
バーチャルタイプのメリットは手軽さ
クレジット番号が存在するものからQR/Apple pay等が出口になるものまで様々です
ファミペイ
- バーチャルカードあり(JCB)
- JCBクレジットからチャージ可能
- 月間上限100万円
- 基礎還元率0.5%
- Google Pay(Quic Pay+)対応
還元付与
- ファミマにてPOSAカード購入可
- +0.5%
POSAカード購入に0.5%還元付与と流通系ならではの大盤振る舞いのメリットです
ただし、ファミマTカード以外からは月間のチャージ上限が20,000円に限られてしまいます
2023年2月現在、バーチャルカード発行キャンペーン中です
TOYOTAwallet
- バーチャルカードなし
- 主にVISA/masterブランドからチャージ可能
- 月間上限50万円
- 基礎還元率1.0%
- Apple / Google Pay(iD/Quic Pay+)対応
還元付与
- 拡大はしない
- +1.0%
驚異の還元上乗せ+1.0%として猛威を振るうサービスです
クレジット番号がなくなり、スマホ決済としての支払いが必須になりますがチャージ元クレカと合わせると還元が倍加する形になる還元メリットがあります
登録時下記招待コードを入力し、5,000円チャージをすると1,000円が付与されます
プリペイドにはチャージルートという用語があり、一種の学問化されています
ここまでやや駆け足で列挙してきたのは、チャージルートが生物だからという理由が大きいです
任意のクレジットカードから任意のプリペイドを経て、狙った決済を実施する行程
その大きなメリットゆえ悪用されることもあり、日々ルートが変化し続けてしまう宿命にあるのです
最後の章では筆者の利用シーンをベースに記事執筆時点のプリペイド活用例を記していきます
実例編 筆者のプリペイド活用
- 使えなかったところで使えるから
- 還元率がアップするから
一貫してお伝えしているこの2点に沿った事例をお届けします
使えなかったところで使う例
AMEXでコストコの支払いをする
アメックスカード→auPayプリペイド→店舗決済
コストコではMastercardしか使えないことは有名な話かと思います
auPayプリペイドを経由することでAMEX→masterのブランド変換ができ、このように擬似的に決済が可能になります
楽天カードでセブンのAppleギフトカードを買う
楽天カード→auPayプリペイド(Apple pay)→nanaco→店舗決済
少し難易度が上がって、流通母体発行の電子マネーでしか買えないPOSAカードを買うルート例
Apple payを介して、auPayプリペイドの残高をnanacoにチャージすることでこのルートは実現します
還元率をアップさせる例
エポスゴールドの還元率を3倍にする
EPOSゴールドカード→[+1.5%] MIXI M→店舗決済
エポスゴールド以上会員限定の選べるポイントアップショップを使ったルート
ポイントを3倍化できる指定ショップに「ミクシィ」を選択することで同社発行のプリペイドであるMIXI Mへのチャージ還元率が上がるというからくりです
ギフティでの買い物を1.2%還元上乗せする
任意のカード→Kyash→[+0.2%] TOYOTAwallet→[+1.0%] ギフティ決済
ギフティではApple payによる決済が可能なためTOYOTAウォレットから支払いができます
その出口を利用して、任意のカードからKyashを通じてチャージすることで到達までの還元率を上乗せするルートです
クレカの用途が広がる
クレカのトータル還元率が上がる
よりよいチャージルートを探す
先端の発信者や媒体を探るようになる
タイトルを回収しておきます
ようこそ、クレジットとプリペイドの沼へ